MOD作成(2)


最初のMOD導入


起動の確認と簡易的なMODの導入

吸い出しが正常に終わったのを確認するためにアプリケーションを起動してみましょう
Application-x64-profile.exeを実行してみましょう
コマンドプロンプトを用いず、フォルダからいつものようにダブルクリックで起動で構いません
正常に起動すれば、いつものBanishedのロゴとスタート画面がでてくるはずです
ここで何かしらのエラーが発生した場合は基本的に吸い出しが失敗しているはずです
もう一度.pkgがきちんと全て置かれているかの確認をしてください

コマンドプロンプトで実行したい場合はbin¥Application-x64-profile.exe で出来ます
READMEでは「/bin/Application-x64-profile.exe」と書かれていますが
最初の「/」は不要で、とbinとApplicationにある「/」は¥に置き換えてください
もう一度言いますが、この¥は全角です 実際は半角にしてください

READMEに沿って、簡易的なMODを導入してみましょう
今更ですがこのREADMEは親切過ぎるぐらい丁寧に書かれています やっぱBanished作者は天才

またここからテキストをいじっていくのでテキストエディタを導入しましょう
ちなみに自分はMKEditorを使用しています
4.6ではBanishedKit/resource/Dialogフォルダの中にあるStringTable.rscをいじります
.rscだから開けないよと嘆くのは早すぎます
右クリックして「プログラムから開く」を選択し、インストールしたテキストエディタを選択しましょう

またその時「この種類のファイルを開くときは~」のチェックも入れましょう
インストールしたテキストエディタは大抵の場合Program FilesやProgram Files(x86)にあります探してみましょう

Windows7 : 拡張子の関連付け法(ダブルクリックで開くプログラムを変更する)

さてテキストエディタで開くとStringNameみたいな文字がずらりと出てきます
READMEの通りStringTable mainMenuを探しましょう
ここで大事なのが検索機能です1600行からなるこのテキストから目だけで探すのは時間の無駄です
テキストエディタを最前面に持ってきて「Ctr + F」(=Ctrlキー押しながらFキーを押す)
またはメニューバーから「検索」や虫眼鏡アイコンを探しましょう
どのテキストエディタも大抵の基本操作やショートカットキーは変わらないはずです
余談ですがCtr + Fはほとんどのテキストを扱うアプリケーション(ブラウザ等)で検索の意味を持っています 有効活用しましょう
zero_10.jpg

そして出てきた検索窓にStringTable mainMenuを入れましょう
すると入れた文字とマッチする行まで移動してくれます
では指示された通り
{ String _name = "NewGame"; String _text = "New"; }
{ String _name = "NewGame"; String _text = "MODDED!!!"; }
に変えましょう
そして保存しApplication-x64-profile.exeを実行しましょう
するとスタート画面の一部の文字が変換されているはずです
zero_11.jpg

やっとMODらしくなってきましたね

コマンドプロンプトをつかってexampleのMOD:apiaryを導入する

MOD作成スタート地点はまだ先です こんどはexampleに用意されているapiary(養蜂場)のMODを導入します
READMEは5.と6.と7.Aを飛ばして7.Bへいきます
作者があらかじめ用紙してくれているのがこのapiaryです
ちなみにapiaryの中身はexample/buildingにあります
zero_12.jpg

しかしこのままではまだこのMODは使えません
ここで必要になってくるのがTools-x64.exeとそのオプションの/buildです
コマンドプロンプトではなく、普通にBanisehdKit/binフォルダの中にあるTools-x64.exeをダブルクリックして
実行してみてください 怪しいファイルではないので安心して実行してください
一瞬黒い画面がでてきてすぐ消えたと思います
つまり普通に実行しても何も意味がありませんし、何が起こったのか理解できません
そのためにコマンドプロンプトがあります そしてその知識がすでに身についているはずです
ではコマンドプロンプトで
「bin\Tools-x64.exe /build apiaryResources.rsc /pathres ../example/building /pathdat ../example/building/bin」
を命令しましょう コマンドプロンプトはコピペができます
※ややこしいですが注意点としてREADMEからコピペする場合、何も考えずコピペして「構いません」
 上記で書いたような¥とかには修正しなくても構いません
 よくわからない人はとにかくREADMEからコマンドをコピペしてください

READMEに書いてあるコマンドをコピーして、右クリックで貼り付けましょう
ただしショートカットキーはCtr + V等は受け付けません 右クリックで貼り付けましょう
zero_13.jpg

また英文がずらりと出てくるはずです
このコマンドで何をしたかと簡単に解説すると

「binの中にあるTools-x64.exeを buildオプションつけて実行するよ」
「buildするためのソースはTools~.exeがある場所から見て一つ上のフォルダいってそっからexample/buildingって場所にあるよ」
「buildで生成されたものはTools.exeから見て一つ上のフォルダいってそっからexample/building/binの中にいれといて(binフォルダなけりゃ勝手につくってええよ」

という意味です もう呪文には見えませんね コマンドの「..」は一つ上という意味です

ではもう一度buildingのフォルダを見てみましょう
zero_14.jpg
example/buildingの中に新たにbinフォルダとBuildフォルダが生成されているのが確認できます
つまりこの2つの新しいフォルダを除いた残りのbuildingにあるファイル全てがMOD作成に必要になってきます
必要になってくるフォルダ中に大量のファイルが存在して頭が痛くなってきますが中身は簡単なものばかりです

話を戻して今度は生成されたMOD「もどき」をゲームでプレイしてみましょう
READMEの通り
bin\Application-x64-profile.exe /ref apiaryResources.rsc /pathres ../example/building /pathdat ../example/building/bin
のコマンドを実行します

このコマンドは
「Application-x64-profile.exeを/refオプション(パッケージ化されていないMODを読み取って)で実行するよ」
「ソースまとめられるファイルの名前は apiaryResources.rscだよ」
「必要なリソースは/example/building/binにあるから」

となります ちょっと2番目の意味は理解不十分だのであしからず

実行できると
zero_15.jpg
のようにツールバーの食料の欄にあたらに養蜂場ができています

ここまでであなたはMOD作成下準備、MODのbuild方法、buildしたMODを実行ができました
やっとここでMOD作成(新規オブジェクト)のスタートラインに立つことができました

最後にコマンドプロンプトの便利な機能を2つ
これまでに様々なコマンドを入力(コピペ)してきましたが
また同じような入力をするのは少々面倒です コマンドプロンプトは賢いので履歴機能があります
コマンドプロンプトを手前に持ってきてカーソルの「↑」を押してみましょう
すると直前に入力したコマンドがでてきます もう一回押すとさらに一つ前のコマンドがでてきます
履歴機能はコマンドプロンプトを終了してしまうとリセットされてしまうので注意してください

また途中までタイプした命令を一気に消したいときはBackSpaceを長押しするのではなくEscキーを押してください
一気に消せます


次からはいよいよポリゴン作成に入ります

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  • 最終更新:2014-09-21 19:35:44

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