はじめに
- このページは、Banishedを買ったはいいけど、何から始めていいかわからない人向けのページです。
- 操作方法に関しては、メニューの「操作方法」「チュートリアル和訳」「ヘルプ和訳」の項目を参照してください。
- より詳細なスタート方法については「超初心者ガイド」を参照してください。
- どうやってゲームを進めていくと都市をステップアップしていけるか、ということに焦点を当てています。したがって、「ストラテジーゲームは試行錯誤してる時が一番楽しいんだぜ!」という方は、見ない方が良いです。
ゲームの開始
- まず最初にゲームを始めますが、チュートリアルは事前にやっておきましょう。
- はじめは操作に慣れる意味でも簡単な所から始めてみましょう。
- ニューゲームの設定はマップサイズ「Large」、気候「Mild」、災害「Off」、難易度「Easy」で開始しましょう。他の項目はお好みで構いません。
- 特に災害がオンになっていると、難易度が飛躍的に上がるので、必ずオフにしましょう。
- ゲームを開始すると、最初から家畜が居るはずです。羊以外(鶏または牛)がでた場合は、羊が出るまでQuit→ニューゲームを繰り返しましょう。
1年目
- まず近くに大きな放牧地(20*20)を作り、羊を入れて増やします。
- 少し離れた所に、木こりの小屋&山菜採りの小屋をセットで作り、それぞれに必要な労働者(木こりと山菜採り)を割り振ります。森が深い方が、山菜の収量が増えるので、木の伐採(Cut)は一時オフにしておきましょう。木こりの小屋は定員4人ですが、2人ぐらいいれば十分です。
- この時、余裕があったら小屋の周辺の石と鉄は拾ってしまいましょう。
- 木こりの小屋からほど近い所に薪割り小屋を設置します。
- 水場が近くにあるなら釣り小屋を設置します。
- このあたりで一年目が終わるでしょう。
- この時の注意点としては、初年度は家を増設してはいけません。理由は、人口に対して家が多すぎると同棲する住民が減り、出生率が減ってしまうからです。増設は食糧生産が軌道に乗ってからにしましょう。
- また、農園は3年目以降に、果樹園を設置するのは数年後まで待ちましょう。それよりも優先して割り振るべき仕事があるからです。
- 資源の重要性は 食糧>薪>道具≧衣類>薬 ぐらいの順です。薪が意外と重要。食糧と薪は何があっても切らさないようにしましょう。
2~5年目
- 薪割り小屋を設置します。人数を割り当てます。
- 仕立屋を作ります。人を割り振ります。また、初期設定はレザーコート(leathercoat)になっているので、毛皮のコート(woolcoat)を作るように設定しましょう。
- 鍛冶屋を造ります。人を割り振ります。
- 木こりの小屋周辺の木が一杯になってきたら、伐採をする設定(Cut on)にしましょう。
- あとは木こりの小屋周辺の石や鉄を拾っているぐらいで、このあたりの年は終わります。
- 各種生産施設の稼働が安定してきたら、資源の上限を上げておきます。だいたいですが、木材1000、薪1000、石500、鉄500、道具は50、衣類500(貿易用に使うため多めに)、食糧10,000ぐらいにしておきましょう。資源の上限はその時々のバランスをみながら上下させます。
- 少しずつ家を増やしましょう。急激に増やすと数年後に訪れる人口増に耐えられません。1年あたりで1~2軒建てれば十分でしょう。
6~10年目
- 木こり小屋の近くに薬草師の小屋を建てます。そろそろ健康度がさがって来ており薬草が必要になる頃です。
- 地形次第ですが狩猟小屋か釣り小屋を増設します。この時、既存のそれらと黄色い円の範囲があまり被らないようにしましょう。円は採集範囲を示しているので、同じ施設の円と被ると収穫量が下がります(ただし木こり小屋だけは例外的に、重複しても収量はあまり変わりません。多分植樹量も2倍になるので)
- 人口が徐々に増え始めますので、学校を作っておきます。学校へは10歳で入学し、一定期間途切れることなく通学しないと「教育済み」になります(一定時間以上学校内に居ると教育済みになるので、家と学校が近ければ卒業は早いですし、遠ければ遅くなります)。不慮の事故で教師が死亡すると、その時点で通学している人が学生から大人になってしまい、再教育できなくなってしまいます。これを避けるため、労働者は常に1人以上は確保しておき、また保険のために教師を、必要人数+1名常に割り振っておましょう。余っている教師は、出番が来るまで労働者として働きます。
- 近くに広い空き地があれば、木こりの小屋&山菜採りの小屋を設置します。
- 交易所を建設し、余っているコートと薪を少しずつ備蓄していきましょう。
10~15年目
- そろそろ疫病が発生します。その前に病院を建てておきましょう。市民は健康度の低下については薬草師の作る薬で解決できますが、疫病の治療は病院でしか行えません。なかなか出番がないので後回しにしがちですが、いざ疫病が発生してから病院を設置すると、時間がかかって被害が拡大します。保険だと思って早いうちに作っておきましょう。なお、疫病は災害オフにしていても一定確率で発生します。
- 病院だけ建てておけば、平常時は施設稼働を停めておいて構いません。疫病が発生した時に稼働状態にし、医者を割り振ればそれで事足ります。
- 木こりの小屋&山菜採りの小屋をもう一か所作りましょう。木材についてはこれでしばらくまかなえるはずです。
- 狩猟小屋、釣り小屋も適時増設します。食糧的にはだいぶ余裕が出てくるでしょう。
- 恐らく石が足りなくなってくる頃です。少し遠出してもいいので周辺から石をかき集めましょう。
- このころになると、放牧地が羊であふれかえります。増設して、羊を分割(Split)しましょう。この後、5面ぐらい牧草地を作っていきます。食料目的というよりも、むしろ羊毛(そこから加工したコート)を交易用の材料として利用するために作っていきます。
16~20年目
- 羊毛が余り出したら仕立屋を増設します。
- 耕作地を使いやすくなるのはようやくこのころです。納屋・家・畑を近接して設置するよう心がけましょう。
- 家を増設する際は、資源の収支がマイナスになってないかを気にかけましょう。食糧と薪の収支がマイナスの状態で家を増やすと、あっという間に街が運営できなくなって市民が死にます。
- 余裕が出てきた所で、町役場を建設します。街が小さいうちはいいですが、大きくなってくると食糧その他資源の収支がプラスなのかマイナスなのか、プラスだったとしても、どの程度のプラスなのかというのをつかむのが非常に難しくなります。町役場を設置すると、定量的な収支を知ることができるため、街が100人を超えるレベルになる前には作っておきましょう。なお、町役場は労働者を必要としないため、辺鄙なところに作ってしまった方が後々邪魔になりません。
21年目以降
- 石や鉄の不足は、交易でなんとかしましょう。そのための羊です。
- 皮革が貯まってきたら、仕立て屋の生産を、レザーコートや温かいコートに変更して消費したり、交易で消費していきましょう。放置しておくと倉庫を圧迫します。
- 石炭はいらないのではないかと思います。鋼鉄の道具が欲しかったら交易で手に入れた方が効率が良いですし、暖房用には薪が入手が楽です。
- 交易が軌道に乗ってきたら、木の家を石造りの家に建て替えたり、砂利道を舗装道路に置き換えたりしましょう。
- 人と物が余ってきてから教会、醸造所を作りましょう。これらはかなり後でもかまいませんし、極端な話、設置しなくてもなんとかなります。
- 順調に街が成長している場合でも、高齢の市民が老衰で死亡するため、一定のサイクルで人口の増減が起こります(±50%ぐらいは上下します)。人口の変動に対応できるような街づくりを行いましょう。具体的には、食糧や薪は多めに備蓄・生産余力を作っておくなどの対策をとる必要があります。
- 老衰対策は非常に重要です。対策は定期的に家を建てるか、上記のように常に多めの備蓄を目指して下さい。
- たま役場から資源の在庫を確認しましょう。著しく多い物は交易で他の物に変換します。順当にいけば、羊毛や皮革が溢れてきます(コートの製造が追いつかないので)。食料や石・鉄・道具に変えてしまいましょう。
- 山菜採りの小屋が多いので、マッシュルーム(キノコ)も貯まってきているかと思います。これは、なぜか食料なのに重量が4あり、倉庫を圧迫するので、交易所の自動売買機能を使って他のものに常に変換してしまうように設定しましょう。
おわりに
- このゲームに最終目的はありません。人口を増やすもよし、実績をコンプリートするもよし、更に難易度を上げてマゾプレイをするもよしです。最終的に、自分が楽しいと思えるようなプレイスタイルを見つけられるとよいでしょう